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東京芝ロータリークラブ

Report

活動リポート

~乳児院の幼児たちの安全な外出のために~
東京都済生会中央病院附属乳児院へお散歩用カート2台を寄贈

 東京芝ロータリークラブは、地域における社会奉仕活動の一環として、同クラブが本拠とする港区の三田にある東京都済生会中央病院附属乳児院の幼児たちが安全な外出ができるよう、このほど「お散歩用カート」2台を寄贈しました。続いて8月30日に開催された同ロータリークラブの例会には、乳児院院長の岡尾良一氏が来場。梅木隆宏会長より寄贈の目録を授与しました。

 日本で初めて創設され、2024年1月に創立100周年を迎える同乳児院では、「子どもニーズ、子どもファースト」を基本方針とし、一人ひとりの子供たちに愛情を注ぎ、愛着関係を大切にすることを重視しています。その日常的なサポートの一例が幼児たちを連れての散歩です。3歳以下の幼児たちの願望に応えるため、片道20分以上の道のりをかけてスタッフが東海道線の線路わきまで幼児たちを連れて行き、新幹線が通過する様子を見学することもあります。

 同乳児院への支援として、2016年より毎年クリスマスに在任中の会長がサンタクロースに扮して、幼児たちにプレゼントを届ける等の活動を継続している東京芝ロータリークラブでは、乳児院スタッフより、幼児たちの散歩におけるこうした事情をヒアリング。乳児院施設内で乗降するエレベーターのスペースや、散歩の道程にある歩道の道幅等を考慮し、幼児たちの安全と、引率する乳児院スタッフの負担軽減につながるサイズの「お散歩用カート」を寄贈しました。

 また今回の「お散歩カート」寄贈で、東京芝ロータリークラブでは、ロータリー財団の地区補助金を活用しました。これは地域社会、海外でその地域のニーズを満たすプロジェクト(人道的、教育的、環境保全等)に各ロータリークラブが使用できる補助金で、乳児院からの要望を受けて、去る4月に同ロータリークラブが所属する国際ロータリー第2750地区補助金委員会に申請を出し、審査を経て承認されました。