東京芝ロータリークラブ

　2010～2011年度の「水プロジェクト」で掘削した井戸が大変水量も多く、水質も良かったことから、2013～2014年度は小学校・幼稚園へのトイレ及びその建物・浄化施設の寄贈を実施。実施に当たって、グローバル補助金を申請、東京みなとRC、東京麻布RC並びに現地のケン・クーンRCと共同でプロジェクトを推進しました。

＜設備概要＞
　男子生徒用：３基水洗便所、４基小便所、２基シャワー
　女子生徒用：４基水洗便所、２基シャワー
　教師用：２基水洗便所
　幼稚園児用：１基水洗便所
　生徒数
　　小学校生徒数：85人
　　幼稚園児数：10人
　　村民数：250人

　タイの現地を訪問し、トイレ、シャワー等の設備を寄贈してきました。言葉の関係でコミュニケーションにやや苦労しましたが、寄贈セレモニーでは、現地の教育長や校長先生などから感謝のお言葉をいただいたほか、学校の子供たちや、現地の村民の方々が今回の設備の完成を大変喜んでおられました。

　今回の設備には、グローバル補助金のほか、東京芝、東京みなと、東京麻布、地元のケン・クーン各ロータリークラブから合計で33,570ドルの資金が拠出されました。実際にかかった費用は拠出額を下回ったため、若干返金されることになりました。

　２０１４年１月に工事が開始されました。工事に携わる関係者の集まりが悪く完成がやや遅れましたが、地元のロータリークラブの皆様の協力もあり、６月末に無事引き渡しを終えることができました。地元の井戸はすぐに漏れてしまうことが多いため、井戸は地下に深く掘りました。このため水量が豊富で水質も良い状況でした。

　これからは学校関係者のほか、地元の村民の方々も最新の設備を利用できることになり、衛生面、健康面で地域の生活向上に繋がっていくものと思います。